2020/10/18 10:00
秋冬は空気が乾燥するので、肌も乾燥しますね。春夏とはまた違った肌トラブルに感じられて、ケアは季節によって変えなければならないと思っている人、意外と多いのではないでしょうか。でも、肌トラブルはカサつきも脂浮きも原因が同じ場合が多いのです。
まずは、化粧水をたっぷり、ジャバジャバ使うこと。化粧水は、安いものでも良いそうです。とにかくたくさん使うことが大切。それから保湿のためにクリームを塗る。これだけなら、なんとかできそうな気がしますよね。寝る前に、きれいにした顔に、化粧水をつけまくる。そのうえから保湿クリームを塗る。この2工程くらいは簡単に、無理なく取り入れられると思います。
外からのケアは、最初の一歩でそこからお試しになってはいかがでしょうか。
内からのケアは、季節の野菜を中心にした食事をおすすめします。一番おすすめなのはカボチャ。ビタミンA、C、Eのビタミン3種が摂れる優れものの野菜です。収穫期は夏なのですが、保存期間に熟成されて美味しくなるのが秋冬。肌や体をつくるタンパク質と一緒に摂取することで、さらに美肌に良くなるとか。むかしから冬至にカボチャを食べるのは、行事としての意味合いだけでなく、美容健康のためでもあるということですね。
冬はこたつでミカンという人も多いと思いますが、ミカンもおすすめ。秋冬によく口にする温州ミカンは特にβ-クリプトキサンチンという色素成分が豊富で、その成分が肌のターンオーバーを促進して角質層を上部にするはたらきがあると言われています。保湿力を高めるのには最適です。
シーズン問わず、毎日食べたいのはトマト。特にミニトマトには、カルテノイド色素のひとつであるリコピンが豊富に含まれています。抗酸化力に、格段に優れているリコピンのはたらきは、火を通した方が強くなると言われていますので、トマトスープやトマト鍋、トマトソースなど、煮炊きして使うことをおすすめします。
肝心なのは、やはり体をつくっている食べ物。内側からのケアにこそ、十分に気を遣いたいものです。季節の野菜をたっぷりいただいて、この秋冬は美味しく食べながら乾燥対策、寒さ対策、してみませんか?
(文・Natuo Yoshida/写真・9romame by Photo AC)