2020/11/07 07:00
珈琲は体に悪い。
そう決めつけて口にしない人、結構多いようですね。もちろん、その苦みが苦手という人もいると思いますが、特にかつてはそう言われることもあって、健康的に悪者扱いされる時代もありました。
ところがこの珈琲、ポリフェノールが多く含まれていて、適量であれば健康に良いということがわかってきました。珈琲好きな人には朗報ですね。
ポリフェノールは植物に多く含まれる抗酸化物質で、8,000以上もの種類があると言われています。珈琲に含まれるポリフェノールの代表格は「クロロゲン酸」と呼ばれるもので、抗酸化力に優れており、またポリフェノールの代表格として有名な赤ワインのレスベラトロールやブルーベリーのアントシアニンと比べても、多量に含まれているという研究結果が出ています。
アンチエイジングや美容にも効果が期待でき、紫外線等による光老化対策にも良いという研究報告がされているほか、悪玉コレステロールを悪玉にしないはたらきがあり、動脈硬化のリスクを下げるといわれています。
光老化対策になるということは、シミやたるみ、くすみといった、あまり聞きたくない言葉にも効果的ということ。珈琲は不健康だと悪者扱いするには、少々モッタイナイ感じが否めません。
身体に良いとはいえ、カフェインは刺激物ですから、飲み過ぎは禁物。1日に飲む量も所説ありますが、2~3杯ほどといったところではないでしょうか。焙煎をすればするほど、ポリフェノールは減ってしまうそうですから、焙煎は浅めがおススメ。
いずれにしても、楽しい珈琲時間を過ごしてリラックス、ストレスフリー、というのが、身体には一番良さそうです。
尚、珈琲には血管を縮めるという作用があるそうですが、二日酔いで頭が痛いときは血管が拡張しているときなので、珈琲は最適だそう。これからお酒を飲む機会も増えると思いますが、二日酔いの際は、ぜひお試しください。
(文・オダ
ツナヨシ/画・acwoks by Photo AC)