2020/11/20 07:00
冬の寒い季節。この時期、陰陽五行からみて、よくはたらく臓器は「腎臓」です。今回は腎臓のお話しをいたします。
腎臓がよく働く季節
この時期、陰陽五行からみてよく働く腎臓。腎臓をケアできる食材も、この時期に多いですね。24時間365日、休むことなくはたらいてくれている臓器を意識し、時には労ってケアごはんをつくり、ゆっくりよく噛んでいただくことも、自分自身を大切にすることにつながりますから、ぜひ実行していただきたいです。
腎臓に良い食べ物
腎臓を強化してくれる食材の代表的なものは小豆。マクロビオティックでは、食材の形をみて、似ている臓器であることから、判断の基準にします。小豆はむくみをとって、水分代謝を促すことでも知られていますが、実は手軽に摂取しやすい食材。小豆茶として飲んだり、玄米と一緒に炊いて小豆ごはんにして食べたりすることもオススメです。
その他、腎臓に良いとされている食材の特徴として「黒い食べ物」があります。黒豆、黒ゴマ、黒きくらげ、ひじきなど。お野菜では芋類、キャベツ、ブロッコリー、昆布わかめなどの海藻類。豆類やスイカ、ハトムギなどもカリウムが多く、腎臓に負担をかける塩分の過剰摂取を抑えてくれる作用があります。
腎臓の病を防いで健康、キレイに
腎臓はナトリウムの摂取量が多くなると疲弊してしまいますが、糖分も過剰摂取してしまうと悪影響を及ぼしやすくなります。白砂糖などはもちろんですが、加工された食品、ケチャップやソースなどの調味料も糖分が多く含まれています。
腎臓は病気を招いてしまうと、ずっと食事制限したりしなくてはならなくなったり、体のあちこちの機能が低下してしまったりして、大きな影響が出る臓器。大切な臓器です。
見た目の健康やキレイにも大きく関わりますから、腎臓をしっかりケアできるよう日頃から意識したいですね。
(文・室谷 真由美/画・bBear by photo AC)